今日は実技訓練の印象が強い日であった。「右向け、右!」などの合図でターンすることや、屋内・着帽での敬礼の仕方、それに護身術で体術や警戒棒も(少し)習った。
警備員らしい礼法・体術を身につけつつあることで、私を始めとした研修生も本日はやり甲斐を感じていた手応えがあった。それ以外にも式典などで押してしまった予定を取り戻すべく、消防装置の扱いや警備員を取り巻く法律の勉強、それらのテストなど、本日は今まで一番忙しい日となった。
しかしながら気になるのは、忙しかったといえども端々で違和感をおぼえたことである。今晩この日記を執筆している時間の少し前(22時)本来は全員集めての点呼があるのだが……今夜は総代(研修生の総指揮)からの連絡で「点呼はやるか分からない(らしい)」ということを聞いた。
私は今、今後の指導への不安というよりも着任してからの苦労を想像し悶々としている。研修はあと2泊3日、31日までだ。
(消灯直後の薄い布団の中より)